[future] ロボットマンガ
福岡へ帰省する新幹線の待合室で一つのニュースが流れた。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0325/tmsuk.htm
インタビューを受けている人は
以前から注目していた高本陽一社長だった。
北九州のロボットベンチャーの経営者で
日本でも有数の技術開発者だ。
まだ実用レベルではないとはいえ
ボケ防止のペットロボットたちから一歩進んで
災害救助を視野に入れて開発が進められている。
●
こんな近未来の予感がしたところで、
ロボットとマンガ、について。
いつの時代も必ず
ロボットマンガはブラウン管から
子供たちにメッセージを送り続ける。
(鉄腕アトム、ドラえもんのツートップは不滅だろう。)
ロボット技術者を志すひとでなくとも、
必ずやどこかでロボットマンガを通ってきたはずだ。
それが悲観的にせよ、楽観的にせよ、
未来への想像力・創造力の一部に影響してるに違いない。
●
ラスコー・アルタミラの壁画の時代から
人間は「自己複製願望」なるものを持っている、
という学説がある。
シリコンバレーでロボット研究をする研究者は
「なぜロボットをつくるのか?」との問いに
「FUNだよ、FUN。それ以上は何もない」との答えをしていた。
理由なんてなくて、
ただ自己複製願望がうずくだけ。
ということだ。
「パーマン」に出てくるコピーロボットは
ある意味究極の形なのだろう。
(あったらあったで目の前いるロボの自分にムカつきそうだが。)
●
ロボットマンガの話に戻して、
人間との距離感で大別すると
以下のように分類が可能かもしれない
1、家族・友達型
意思・感情があり、コミュニケーションもとってくる。
「ロボット」ということをあまり意識させずに、
人間の心に踏み込んでくる。
ドラえもんは間違いなくここに属する。
2、兵器型
ロボット本体に意思などはなく、
人間に操作されるか、あるいはプログラムで自動制御していくタイプ。
ガンダムがその代表例。
●
ざっくり分けたところで
今日のところは深く掘り下げたりすることはせずに
問いかけにとどめる。
ロボットとは人間にとって何なのか?
その問いの前にまず
人間とは何なのか?
こういった問いがたつのだけれど、
マンガではどこまで語られているのだろうか・・・
わ