ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド

kido-nobunaga2004-04-04



ファッション特集ということで、
安野モヲコの一番オススメな作品を。



モデル軍団のドタバタラブコメディ。
と、こう説明すると軽い作品のようだ。
まあ、実際軽い作品だからいいのか。



10代ってこういう世界に憧れがあるんだろうなぁ、
ってのを具現化したような、おしゃれっぷり。
カッコよすぎる&可愛すぎる登場人物たちに
ノリがよくて楽しいトークを繰り広げさせる。


これは卑怯だ。オモシロイに決まってる。
安野モヲコの得意技だな。



マンガとしては絶対に楽しめる作品だ。
主人公のミリという女の子はパワフルだ。
「自分探し」チックな哲学気分な中、
恋も仕事も自分の思い通りに運ばせようという
欲張りガールだ。


しかし!!
ミリに影響されて生きようとする女の子は要注意だ。


正直こういう価値観を持ってる人間が
彼女だったらさぞウザいことは間違いない。
(これは個人的な好みの話だというのは、重々承知)


という視点でみてると、
主人公は異様にムカついてくる。


この作品に影響されてしまって、
「ワタシの本当にやりたいことはナニ?」とか
「カッチョいい女になるんだ!」とか
のたまってる女の子はよっぽどの美貌と才能と行動力がなければ
おそらく世間の男は許してはくれない(10代のアオい男は例外)。


「ワタシにはいろんな未来をフラフラ迷う権利があるし、
貴方にはその迷いに付き合う義務がある」と
安易に思っちゃってる女の子は嫌いです。
カワイイ女の子の仮面を利用するやつらは一斉射撃だ。


こんなマインドの女の子が現れたら
少なくとも、オレは逃げ出したい。
(もう一度確認しとくと、
ずば抜けた美貌・才能・行動力、どれかがあれば、話は別です。)




思わず、個人的な女の子の好み(というか嫌いなタイプ)
の話に爆走してしまった。すいません。