日出処の天子3
(昨日の続き)
その閑静な町中に
法隆寺は泰然としてあった。
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大陸の仏教文化の輸入というInputを通過して
飛鳥というオリジナリティあふれる文化・技術を生み出した。
いわば、文化の一大編集事業だ。
そのターニングポイントを演出したのは紛れもなく、
聖徳太子その人だ。
法隆寺という建築物で世界観を具現化し、
冠位十二階などの社会制度も組立てた。
玉虫厨子、三経義疏、えとせとら。
つまり、「国」の青写真を描いてみせたんだ。
そんなインパクトを創り出した彼に
純粋に尊敬と憧れの念を覚える。
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「実在したのかどうか?」とか
「8人の話を同時に聴きわけた」伝説とか
その辺はおいとこう。
確かめれないから。
「戦時中に右翼的な解釈がなされて・・・」
うんぬんかんぬんとかいうのもおいとこう。
解釈の幼稚さはマインドの未熟さでしかないから。
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余談だけど京都に住んでてふとこんなことを思う。
「古代において寺院建築ほど
クリエイティブな作業はなかったんじゃなかろうか。」
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こうして想像を無駄に飛躍させてしまったのは、
心に突き刺さったからだ。
ワ